2020年度スローガン「かがり火を照らし 未来(あす)へと繋ぐ 次代の先駆者たれ」

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理事長所信

はじめに

理事長 酒井総一郎

 公益社団法人南長野青年会議所は、全国各地694の青年会議所が存在する中で非常に稀有な存在のひとつとされています。1行政区に1つの青年会議所(JC)が原則とされていますが、我々(公社)南長野青年会議所は、長野市にある2つの青年会議所のうち、篠ノ井を主な拠点に犀川以南で運動を展開している1つのLOM(各地青年会議所)です。

 1961年、当時の篠ノ井市を中心に志を同じくする若者が相集い力を合わせ、この地の未来(あす)を考え熱い情熱の(おも)いで、当会議所の前身でもあります「篠ノ井青年会議所」が誕生いたしました。しかしながら、当時の日本は市町村合併が推進され、篠ノ井市も長野市と合併することとなりました。しかし、当時の日本青年会議所は1行政区1JCを基本としたため、活動しても認承されることはありませんでした。10年間という長い歳月、先輩諸兄は溢れる情熱を持ち、弛まぬ努力で地道に活動を積み重ね、当時、長野青年会議所より出向していた日本青年会議所第21代会頭(故)小野正孝先輩の英断により1972年、日本で初めて1行政区2JCの認承を頂き正式加盟いたしました。

 創立から59年、私たちの運動は黎明の鍵と共に、先輩諸兄から受け継ぐ「かがり火」の精神を共に、脈々と長きに渡りメンバーに灯し続けています。この地域に住まうひとを(おも)い、苦難があろうとも立ち上がり、幾度となく青年らしく再出発を果たし、歩みを止めることなく進んでいかなくてはなりません。昨今、各地で異常気象が度々に発生し、大地震をはじめ幾多の自然の猛威で大きな被害を受けて生活もままならない状況が起こっています。そのような中に於いても、苦難があろうと「ひと」と「ひと」が手を取り合い、おもいやりの心で支え合っています。

 平成が終わり令和の時代を迎え、これからを牽引していくのは我々の世代であり責任を自覚し、覚悟を持たなければなりません。南長野地域に住まう「ひと」がしあわせで満ち溢れ、未来(あす)を担う子ども達に夢と希望、感動を与え、時代に即した視点と感覚で、新たな次代の先駆けとなるよう「明るい豊かな社会」の実現を目指し、青年会議所運動に取り組んで参ります。

次代に即した組織への進化

 青年会議所の大きな特質は、20歳から40歳までの年齢制限が存在し、新しいメンバーを迎えなければ組織として弱体化し、やがては解散の道を選ばなければなりません。会員の減少は活動にも影響を与え、事業規模も縮小し円滑な組織運営に支障を来します。何より、青年らしく情熱を持った幅広い意見や価値観、発想が失われ形骸化しかねません。青年会議所は「明るい豊かな社会を築き上げよう」を明確な行動目標として掲げているが、誰かが何とかしてくれるという根拠のない妄想に逃げ込み、他人事として捉えていたら、そのまちの未来はどうなるのでしょうか。

 20世紀に誕生した青年会議所と、現在の21世紀では社会的価値観も変化し、働き方や家族の営みも変化しています。これをチャンスと捉え、次代に即した組織へと進化できる絶好の機会であると考えます。この数年間で多くの卒業生を見送り、会員歴が浅いメンバーも増えています。女性会員も着実に増加していますが、組織体制の変化はまだまだです。経営者、役職員以外にサラリーマンも在籍し、南長野の地域を盛り上げたいという気概を持っています。

 メンバーは先輩諸兄から引き継ぐ「かがり火」の精神を胸に灯し、日々活動を続けていますが、仕事と家庭生活、青年会議所活動の両立が難しくなっているメンバーがいるのも、また事実です。出会い方や生き方、学歴も職種も違えば多様なメンバーがいるのは当たり前の事です。直下型な組織ではなく、協働型の組織に変化していく必要があると考えます。一人ひとりが、力を合わせ個々が力を発揮し共に成し遂げるという理想を共有すること。青年会議所の活動が社会や「ひと」にどのような貢献が出来るのか、青年らしく素直な心で夢や希望を持ちましょう。単年度制を採用しているため、理事も委員メンバーも変わり二度と同じ編成になることはありません。その時を大切に力一杯悔いなく活動しましょう。学校の約1クラス分の在籍メンバーです。人となりを感じ、顔を合わせ心から語りあいましょう。個々の生活や企業活動においても、メンバーが(公社)南長野青年会議所最大の広告塔であり、地域のリーダーにならなくてはならない人です。

 組織が変われば人も変わる。メンバーが信頼を持って協働し、熱い灯火が集まることで(公社)南長野青年会議所の存在価値を高める事こそが、最大の会員拡大に繋がると信じています。

地域と「ひと」に喜びを

 南長野という地域は、長野市のベッドタウンで篠ノ井・松代・川中島を主要エリアとし、令和元年度は長野市人口38万人の半数程度が住んでいます。人口1人当りに対する都市公園面積も国内有数、魅力溢れる自然・文化・歴史があり、南長野運動公園を主とする数多くのランドマークがあります。教育機関も充実し、将来を担う子ども達も多く住んでいます。長野冬季オリンピックを機としたインフラの充実もあり、現在も人口は増加傾向の一途を辿り、暮らすのに何の不便も感じなくなりました。しかし、少子高齢化の波は着々と近づき、更に生産年齢人口の首都圏集中による担い手不足が、これから加速すると予測されています。生まれ育ったこのまちの魅力を伝えることが出来なければ、この地域は衰退の一途を辿ることでしょう。

 故に、南長野地域に住んで良かったと思える人を増やすことで、地域に愛着を感じ善い循環が生まれてくるのではないかと考えます。この地域には魅力が溢れています。まちが繋がり一体となって経験や感動を共有し、新しい価値観を生み出す運動を展開しましょう。人は価値観に基づいて行動します。誰のため、何のためを明確にしなければ「ひと」の心に響きません。次代を見据え未来(あす)を考え、熱い情熱の(おも)いで挑戦し、我々が先頭に立ち一人でも多くの方に伝播していきましょう。

未来(あす)を担う子ども達に

 未来(あす)を担う地域の宝である子ども達、いつの時代に於いてもたくましく「心豊かに成長する事」「健やかな身体を育む事」が青少年育成の根幹であり私たち全ての願いであります。現在、経済のグローバル化や社会環境の大きな変化、通信機器の発達と普及によって情報量が飛躍的に増え、情報社会から政府は超スマート社会(Society5.0)と呼ばれる、インターネットやAI等の先進技術を活用し新たな価値を生み出すことで、一人ひとりが快適で活躍できる社会を目指しています。社会構造が劇的に変化していく中で、これからは学びの在り方や求められる人材像も変わってくるのではと考えます。マニュアルに沿った定型的な仕事はAI等に置き換えが可能と言われています。一方で情報は膨大でも、その知識をどう活用し、ひとの幸せや豊かさを追求できるのは人間の強みに他ないのです。

 未来(あす)を担う子ども達、社会に出てからの第一歩は新しい人間関係の生成からスタートします。また、満18歳から有権者となるため、今まで以上に自ら考え行動できるような人材が必要です。多感な時期を過ごす子ども達に一歩前へ、人に思いやりの心を持って、多くの事に好奇心を抱かせ、色んな事を体験して学んで欲しいと願います。自分の壁を乗り越える、そんな場を地域一体となって創り上げることで、心豊かに成長し将来の夢や希望をもたらすことが出来るでしょう。

恒久的な友情

 1984年、(公社)南長野青年会議所は大韓民国のJCI KOREA西大邱と姉妹締結し本年で37年目を迎えます。長きに渡り一度も途切れることなく国際交流は続き、尚且つ相互間を毎年欠かさずに行き来する姉妹JCとしての交流は、他にはないと言われているほどです。これまで先輩諸兄が紡いでこられた交流は、国際情勢に左右されることなくお互いのLOMを訪問し、学び、熱い友情をもって語り合うことで、より強固な絆が生まれています。国家間の歪みは現実に存在します。私たちは、人と人とが会えば海を越えたとしても、志を同じくする同士たちです。これからも互いの理解を深め、歴史を紡ぎ国際青年会議所(JCI)が掲げる「恒久的な世界平和」への道に繋げていきます。

 2020年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が行われ、JCI世界会議が横浜の地で開催されます。政府も観光立国を目指しインバウンド対策に力をいれ、国際化の波が進む一年になるのではと感じています。他方、この地域で暮らす外国人も多くなり、日常の風景として見受けられます。外国人でも市民でも同じ地域に住まう人であるから
こそ、そこに線引きは必要なく、一市民として市民交流の間口を広げ、関わって行く事が大事であります。地元に住んでいるからこそ魅力に気づきづらい面も、新たな視点を取り入れることで一歩前に進んだ発信をする組織が必要と考えます。

組織の土台として

 昨年、川中島幹線道路拡張整備の為、私たちの活動拠点であるルームを仮移転し、新ルームに再移転が完了し新たなスタートを切りました。メンバーが集う場所が新たに出来た事はとても喜ばしく、メンバーには一層の情熱を持って活動して頂きたいと願います。

 円滑な組織運営をすることで、組織の土台として支え、滞りなく活動出来る環境づくりを進めて参ります。また、IT社会により広報手法も多岐に渡ります。どんなに素晴らしい事業を行ったとしても、活動を発信していかなければ相手に伝わりません。意欲的に取り組み、我々の活動を伝播していきましょう。

持続可能な開発目標(SDGs)の推進

 SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月に開催された国連サミットにて、国連加盟193の国と地域すべての賛成によって採択された、世界共通で2016年~2030年の15年間で達成すべきとされる目標です。SDGsは「地球上の誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」を理念としています。現在、官民一体となって意識的に様々な取り組みが行われており、(公社)日本青年会議所は日本で一番SDGsを推進する組織として、全ての運動・事業に紐付け力強く推進するとしています。また、長野県は「SDGs未来都市」として政府から選定され、SDGsの理念を信州から世界に発信しています。(公社)南長野青年会議所として、SDGsの取り組みを普及促進し理解を深め、ユニバーサル(普遍的)な活動として、ひとりでも多くの市民の皆様にSDGsを知って頂けるよう目標を定め事業構築をしてまいります。

結びに

 人は誰しも限られた時間の中で生きています。青年会議所を卒業するまで、長い人生の中でも多忙な時期であると思いますが、それでもと声を発し地域のリーダーとして果敢に挑戦して欲しいと願います。青年会議所で取り組むことはどんな事でも学びに繋っており自身への成長を促します。青年会議所もある時代と言われますが、価値観を変えることの出来る組織は青年会議所に他ないのです。一人ひとりの灯火が集まりこのまちを照らす、未来(あす)へと繋ぐ次代の先駆者となれ。

 私はいつでも素直な気持ちを持ち、出会いに感謝しメンバーを支え信頼するリーダーを目指します。共に多くを学び、多くの絆を紡ぎ同じ目的に向かって邁進していきましょう。次年度は、創立60年認承50周年の節目の年を迎えます。先輩諸兄が「かがり火」の精神の下に築いて来られたこの長きに渡る歴史と努力、数多の御恩に感謝し、未来(あす)へと繋ぐ一年となるよう邁進して参ります。

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