2023年度スローガン「JAYCEEとして 地域の青年として 仲間と共に未来(あす)を創ろう」

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2023年度の目指す運動

理事長所信

はじめに

理事長 平山亮太

 我々の暮らす長野市には二つの青年会議所が存在し、私ども公益社団法人南長野青年会議所は篠ノ井を中心に犀川以南を拠点として運動を展開しているLOM(各地青年会議所)になります。1961年に地域の未来(あす)(おも)い、熱い情熱を持った若者たちが集い、当時の篠ノ井市に当会議所の前身に当たる「篠ノ井青年会議所」を立ち上げました。設立後まもなく長野市を中心とした新設合併により篠ノ井市は長野市篠ノ井地区として姿を変えることとなり、1行政区1JCを基本としていた当時、篠ノ井青年会議所は、日本青年会議所から認承はされませんでした。しかし、先輩諸兄姉の溢れる情熱を持って弛まぬ努力で地道に活動を積み重ね、地域のために走り続けた結果、10年の歳月を経て当時の日本青年会議所では初となる1行政区2JCとして認承されました。創立当初の熱い(おも)いが「かがり火」の精神として長い歴史を経て、現在の(公社)南長野青年会議所に脈々と受け継がれてきております。

 昨今では新型コロナウイルス感染症の影響が依然、猛威を振るっており、多くの方々が被害に見舞われている中、青年会議所の活動も自然と縮小している傾向があります。そのような状況だからこそ、青年会議所活動の理念になる「明るい豊かな社会」の実現のため、「ひと」と「ひと」が協力し合い、共に地域の未来(あす)を見据え、豊かな地域の実現のために率先して、時代に流されず果敢に青年会議所運動に邁進してまいります。

新たな仲間と資質の向上

 青年会議所の特徴として、20歳から40歳までの年齢制限があります。且つ、役職が単年度制ということもあり、常に新陳代謝を行い毎年新しい事業を展開してきましたが、近年会員数が減少し、組織の活動に支障をきたすことが危惧されています。常に同志を増やしていくよう拡大活動を行わなければなりませんが、会員拡大は(公社)南長野青年会議所の存続だけを目的として行うものではありません。青年会議所の使命である「積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する」ためです。メンバーは様々な動機で入会していますが、候補者にもこの組織にかかわってみたいという意識に変革させるのです。良い事業を行えば地域の人は興味を持ちます。その中で対象にした方々が自分もこんな事業を行う組織に入ってみたいと感じてもらえれば、今後の展開力の影響は計り知れないでしょう。それには青年会議所運動への理解や目的意識を明確にしていく必要があります。創立の(おも)いや歴史を理解し、我々自身がこの地域の魅力になれる資質の向上させることも必要です。同志を増やし、切磋琢磨することで、地域発展と自己成長につながるでしょう。我々の(おも)いをより多くの「ひと」に伝播させていくためにも一人でも多くの同志を増やしてまいります。

未来(あす)を見据えたまちづくり

 (公社)南長野青年会議所が活動している篠ノ井地区を中心とした犀川以南には長野市内37万人の約半数の市民が住み暮らしています。南長野運動公園を主とした自然豊かで地域の人と交流できる公園や行政施設が多く存在します。さらには教育機関も充実し、ベッドタウンとしても発展を遂げています。これらの特色をまちの住民が理解し地域の外に発信することが、未来(あす)を見据えたまちづくりに繋がるはずです。

 しかし、まちに暮らす人たちが、その魅力に気づく機会は十分とは言えず、まちの魅力を伝えるには至ってはおりません。地域の魅力や歴史を知り、課題を理解し、多くの人と課題解決に向け行動し、それぞれがその魅力を幅広く発信することが必要です。そのためには地域の人たちと手を取り協力して、多くのひとを巻き込むまちづくりを実践し、多様な価値観と地域資源を生かすことで、まちの魅力を伝えてまいります。

地域の宝である子どもたち

 地域の未来(あす)を担う子どもたちは地域の宝です。その子どもたちがこの地域の未来(あす)を担い豊かな社会を創る若者へと成長していくことが、青少年事業に携わる私たちの望みになります。子どもたちの健やかな成長に一番影響があるのが、身の回りの環境ではないでしょうか。近年ではコロナ禍による、学校の長期臨時休校以降、様々な側面で新しい生活様式を強いられていることで、ストレスや不安が募り心身ともに悪影響を及ぼすことが危惧されます。感受性が豊かな少年期に健やかな成長を促す機会を与えられるよう、学校や家族だけではなし得ることのできない事業を模索しましょう。子どもたちが自ら考え、模索し、将来どんな困難にも立ち向かい、壁を乗り越えられる強さをもてるよう青年会議所だからこそできる事業を展開してまいります。

恒久的な国際交流

 昨今では、この南長野地域にも多くの海外の方々が移り住み、共に日常生活を過ごしている光景が自然となりました。彼らは日本のどこに価値を求めているのでしょうか。日本に住み暮らす私たちには気づけない感性を、海外の方々は持っているはずです。多文化を知ることで国際的な視野を養うことが、日本の魅力、そして南長野地域の魅力に気付くことに繋がると考えます。

 (公社)南長野青年会議所は、大韓民国のJCI KOREA西大邱と姉妹締結し本年で40年目を迎えます。長きに渡り一度も途絶えることなく交流を続けてきました。これまで先輩諸兄姉が紡いでこられた交流は、国際情勢の厳しい中でもJCI(国際青年会議所)の理念である「友情」のもと、熱い友情をもって確かな絆となり、今なお変わらぬ関係性を築けています。JCIが掲げる「恒久的な世界平和」は日本国内のみではなく、広い視野から世界を見据える必要があります。そのきっかけになるべく、熱い友情を持って互いの理解を深め合い歩んでまいります。

時代に即した組織に

 青年会議所が円滑な事業行程を全うするためには、円滑な組織運営が必要になります。組織の屋台骨として「凡事徹底」を貫き、メンバーが滞りなく事業実施に向けて展開できるような環境づくりを進めてまいります。また今や広報の発信も多岐にわたり、SNSなどのネットワークを駆使したものが主流になっています。効率よく(公社)南長野青年会議所の事業を伝播していきましょう。

 創立から60年の月日の中で先輩諸兄姉も日々自分たちにできることを考え時代に即したあり方を模索し、「かがり火」の精神のもと、懸命に地域の為に使命を全うしてきたかと存じます。その(おも)いがあるからこそ、今なお(公社)南長野青年会議所は事業を展開できています。紙とペンで議案を書いていた時代が今やPCを用いて、さらにはオンラインでの会議までできるようになりました。これからも青年会議所のあり方は時代とともに大きく変化していくでしょう。求められているものは何か考え、必要・不必要を見極め、(公社)南長野青年会議所がその時代に即した組織になれるよう模索していきましょう。

結びに

 青年会議所には40歳までの期間しか在籍できません。長い人生においてはほんの一時でしかありません。その限られた時間の中で、地域のため、子どもたちのため、そして自身の研鑽のために費やせる時間は何よりも貴重で尊いものです。だからこそ青年会議所での活動を行う際は、全力を尽くして取り組んでほしいと願います。

 そして青年会議所運動はひとりでは決して達成できません。共に(おも)いを分かち合える仲間が必要なのです。私たちには沢山の仲間がいるはずです。それは志を同じくする青年会議所のメンバーであり、時には地域で活動する他団体の方々、さらには地域に住まう住民の方々です。JAYCEEとして、地域の青年として、青年会議所運動に携わる全ての仲間たちと共に、未来(あす)を創るべく歩みを進めてまいります。

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